株式会社ヤマタケ建設

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ヤマタケの気密性についてのお話

家づくりのこだわり

こんにちは。ヤマタケ建設の竹田修平です。

私たちは、快適な室温で健康に生活するためには、気密性と断熱性の両方が重要だと考えています。今日は気密についてお話したいと思います。

ヤマタケの 断熱性能についての話はこちら(2020.09.16)

●なぜ気密性が重要なのか

気密性が悪いということは、室内と外気との間に隙間が多いという事です。冬は隙間から冷たい空気が室内に侵入し、夏は暑い空気が侵入してきます。これではいくら性能の良い断熱材を使用しても効果が半減してしまい、快適さが損なわれてしまいます。加えて、冷暖房エネルギーも余分に掛かってしまいます。

そして気密性能の中で最も重要なのが「防湿」の観点です。人は普段の生活習慣や体(汗や呼吸)からも多くの水分を発生させています。気密性が悪く、防湿がしっかりと出来ていないと水分を多く含んだ空気が室内から壁の中に侵入し、外壁付近で冷やされて結露してしまいます。これが「内部結露」です。窓ガラスが結露する「表面結露」とは違い、壁の中で結露するため、発見することが難しいです。最近の住宅はたくさんの断熱材を施工してあるため、内部結露した部分が乾きにくく、カビやダニの原因となり、酷い場合は構造材を腐らせてしまうこともあります。
つまり高断熱化する場合は、しっかりとした防湿を行う事が絶対条件だと考えます。

●結露させないために

ヤマタケ建設では、断熱材の室内側に後貼りの防湿フィルムを施工し、「防湿層」を設けています。構造材には天然乾燥した木材(含水率15%程度)を使用していますが、万が一、壁内に水分が発生した際にはすぐに排湿出来るように、外壁側は透湿抵抗を低くしてあります。水分は透湿抵抗の高い方から低い方へ逃げる性質があるので、防湿フィルムを施工してある透湿抵抗の高い室内側から透湿抵抗の低い外壁側へ逃げます。そこから通気層を経由して外へ排出される仕組みです。

また断熱材がきちんと施工されずに断熱欠損が起こると、そこも結露の原因になります。サーモカメラを使用して施工の確認をしています。

サーモカメラで確認

現場の様子を少しアップしておきます。

防湿層の施工(壁)

防湿層の施工(天井)

気密処理(小屋裏)

気密処理(エアコン配管)

気密検査(施工中)

気密検査(引渡し前)

今日は気密について、私たちの取り組みの一部を紹介させていただきましたが、もっと詳しく聞きたい方は是非一度、ヤマタケ建設まで話を聞きに来て下さい。

@2022.YAMATAKE.CO.LTD