制震ダンパー工事
13年前に耐震工事を施工させていただいたOB施主様より、まだ少し耐震に対して不安があるという相談を受けました。
そこで以前からヤマタケで採用している『制震ダンパー』という地震のエネルギーを吸収して建物への負担を軽減する制振装置の取付けをおすすめしました。
『耐震』は、地震の揺れに対して建物を固めて強度を上げて耐える。というものです。
それに対して『制震』は、地震の揺れに対してそのエネルギーを吸収し建物への負担を軽減する。というものです。
ヤマタケのOB施主様でも、10件程採用していただきました。
新築の時、リフォームの時、それ以外もあります。
熊本地震の時、制震ダンパーを搭載した建物は、ほとんど被害が確認されなかった。というお話しを聞いて、ヤマタケでも採用するようになりました。
図面により限界耐力計算を行ない、効果的な配置計画と数値管理を行ないます。
木造建築は、築年数と工法が建物ごとそれぞれ異なります。
しかし、全ての木造建築に設置が可能で最大限の効果を発揮します。
今回のお宅は、1階に12本のダンパーを設置しました。
建物にあまり影響が出ないように外壁(トタン)をはずしてダンパーを壁に取付けて、また外壁を復旧するという工事を行ないました。
その為、1日で工事が終了しました。
ダンパーを取付けた後、塗装できれいに仕上げました。
工事の様子をお知らせします。
■ベランダの下
〈before〉
〈施工中〉
〈after〉
■西側 窓上
〈before〉
〈施工中〉
〈after〉
■西側 壁
〈before〉
〈施工中〉
〈after〉
■東側 窓上
〈before〉
〈施工中〉
〈after〉
このように12本のダンパーを設置させてもらい、地震に対しての不安が少し軽減されたことと思います。
今年の初めに能登半島地震が起き、地震に対する不安が大きくなってきていると思います。
そんな不安を少しでも解消すべく、ヤマタケ建設では “耐震セミナー” を計画いたしました。お気軽にご参加ください。