上当間の家
認定長期優良住宅、ZEH住宅
子供さんたちも成長され就職や大学進学などで家をお出になり、ご夫婦二人でお住まいになる平屋住宅の建て替えを計画されました。
ご主人はロフトを広く設け、ご自分の書斎や多目的に使うことが出来る空間を希望されました。
奥様は細いラインで美しく仕上げたヘアラインのステンレスのカウンターや高火力の本格派ビルトインコンロなど、こだわりのキッチンを希望されました。
東西に広く南側も公園で十分な日照を得られ、三方を建物に遮られることなく風を採り入れられる土地の特性を活かした設計を心がけました。冬は陽を取り入れ、夏は遮れるようにLDKに面したウッドデッキの上屋根は強化ガラスとしました。北側の水回り配置は風を通しつつスムーズな家事動線となるよう、寝室→パントリー→キッチン→洗面→浴室と直線的なレイアウトを提案させていただきました。
ヤマタケ建設のこだわりでもある無垢の木材をふんだんに使いながらパッシブデザインの設計手法を随所に取り入れた平屋住宅です。
一方で太陽光発電・蓄電池・太陽熱温水器・薪ストーブ・全館冷暖房と設備面も上手に取り入れています。
日射のコントロールを積極的に行うため深い軒の屋根は強化ガラス
1月の撮影でしたが「真冬でもスリッパはいらないよ。」とご主人
洗面→キッチン
キッチン→パントリー→ウォークインクローゼットのレイアウト
「とっても動線が良い。」と奥様もお話しくださいました
公園に面して、さらに三方開けている条件の良い敷地
地鎮祭の様子
自社で製材し天然乾燥した梁材から適したものを選び出します
必要な寸面にすり直します
大工による登り梁の手刻み
前もって原寸図を描いて納まりを確認します
上棟の様子 登り梁がピタリと納まりました
8寸(240㎜×240㎜)の桧の大黒柱の手刻み
大黒柱は長尺のため3人掛かりで何とか納めました
登り梁(天井面)、大黒柱(煙突左)美しく存在感を放っています
ロフトも化粧の梁や柱が美しいとっておきの隠れ家です
ウッドデッキで飲むビールが最高とお話しくださいました
夏は奥様自作のシェードを付けて日射を遮って下さっています
よしずも使って暮らし方も完璧にパッシブデザインを取り入れて下さっています