保福島の家
焼津市/30代/30.1坪
認定長期優良住宅
「平屋の和風住宅で木のぬくもりが感じられる家にしたい。」とのご希望をいただきました。
むくりの瓦屋根というR形状の屋根をご提案しました。通常の屋根よりも水の切れが良くなるメリットがあります。雨戸の戸箱や目隠しのルーバーを木製にして暖かみのある外観になりました。
家の中も、シューズクロークやキッチンカウンター・収納に杉材をふんだんに使い、広々とした22帖のLDKと続き間の和室の天井に見える太鼓梁は純和風になりきらず、若いご夫婦のくつろぎスペースのアクセントになっています。
建物からどのくらい熱が逃げていくかを数値化した「Ua値」というものがあります。数字が少ないほど暖かい家ということになりますが、静岡県の目標値が0.87に対し「0.46」ぬくもりを感覚だけでなく数値でもわかっていただけるお宅になりました。
R勾配が美しいむくり屋根が特徴の外観
LDKと畳スペースを建具で仕切れる可変的な間取りです
太鼓張りの選定
角材の梁の選定
太鼓梁の手刻み
1本1本丁寧に刻んでいきます
綺麗に収まりました
勾配天井とすることで吹抜けのような開放的な空間になります
むくり屋根のR勾配に対応する破風板の加工
破風板もR勾配するため型に沿って荒切します
鉋で綺麗に仕上げます
上棟の様子 破風板は先に組んでから取り付けます
上棟の様子 R勾配の破風板が収まりました
R勾配に屋根を葺いていきます
壁下地にあらしを打ちます
モルタルの塗り壁
塗装をして外装が完成 R勾配の屋根が美しいです
玄関土間は砂利の洗い出し
杉の板戸が美しい玄関収納